iPhoneアプリを個人で作るというと、

難しそう
お金がかかりそう、
専門職の世界、

そんなイメージを持つ人が多いと思います。
僕自身も、始める前はそうでした(というか発想にすらなかった)。

この記事では、
2025年12月現在、実際に僕が使っている開発環境と費用、
そして未経験から始めて分かった現実的なポイントをまとめます。

やるかどうかを決める前の材料として、
そのまま使ってもらえたら嬉しいです。

 

個人でiPhoneアプリを作るのに、絶対に必要なもの

結論から言うと、
どうしても必要なのは Mac です。

理由は単純で、
Appleにアプリをアップロードするための開発環境「Xcode」が
MacOSでしか動かないからです。
(スマホ新法もいいけど、ここなんとかならん?)

ここは代替手段がないのですよ。

 

Macはどう選べばいいのか

Mac選びで一番大事なのは、
価格や新しさよりも「対応環境」。

考え方は次の順番です。

  • 今使うXcodeのバージョンを調べる
  • そのXcodeが対応しているmacOSを確認する
  • そのMacOSが動くMacを用意する

この順番で考えると、
無駄な出費をかなり減らせます。

もちろん。お金もちな人はね、
最新のMacを買うのが一番楽です。

でも「まず試してみたい」人ほど、
この逆算の考え方は役に立ちます。

 

2025年12月現在の、僕のギリギリ環境

参考までに、僕の実際の環境です。

・iMac 2019(中古)

・macOS は Tahoe 非対応

・Xcode 16.4(このiMacで動く最大バージョン)

正直、最新環境ではありません。
むしろ、そろそろ限界が見えてきている構成です。
アプリ開発のマネタイズが軌道に乗ってきたら考えようかなって。

それでも、
アプリ開発からリリースまで問題なく進められています。

 

コーディング環境の役割分担

僕の開発環境は、こんな役割分担です。

  • 総監督 ▶ ChatGPT
  • コーダー ▶ Codex Max
  • 人間としての感覚注入装置 ▶ 僕
  • 不安になった時のお姉さん ▶ Gemini

全部を一人でやろうとしないことで、
未経験スタートでも現実的に進められました。

 

実際の開発の流れ

実際には、こんな流れで進めています。

  • ChatGPTとの対話でアプリの構想を固める
  • その内容をCodex用のプロンプトに整理してもらう
  • 追加で、人間として譲れない点や感覚的な要望を箇条書きで用意する
  • Codexに渡して、デスクトップ上にアプリを作ってもらう
  • Xcodeで動作確認する
  • 違和感や問題点をChatGPTに相談する
  • 修正と確認を繰り返す

一発で完成することは、ほぼありません。
でも、何を直すかが明確なので迷いにくいです。

 

よく起きた問題と対処法

よく起きた問題は次の2つです。

  • ChatGPTと自分のやりたいことが、プロンプト内でズレていく
  • Codexの書き方の癖が、後々の修正で響く

対処法として効果があったのは、
ChatGPTには長文の感情説明をせず、
譲れない点を箇条書きで明確に伝えること。

Codexには、
ChatGPTからのプロンプトとは別に、
自分がしてほしいことを参考情報として箇条書きで渡すこと。

このやり方で、ズレはかなり減りました。

 

実際にかかった費用

未経験スタートで、実際にかかった費用です。

  • iMac 2019(中古):約30,000円
  • Apple Developer Program:15,000円/年
  • ChatGPT:月 約3,000円

特別に高額な投資はしていません。
「始めてみる」だけなら、
思っていたより現実的な金額でした。

 

個人開発をやってみて思ったこと

正直に言うと、
アプリ開発は楽ではありません。

  • 一発OKでは通らない
  • 審査は何度か段階を踏む必要がある
  • ブログで広告収入を得るより、時間も労力もかかる

それでも続けたいと思えた理由があります。

ブログ記事は、
一度読まれたら終わることが多い。

でもアプリは、
気に入ってもらえたら何度でも使ってもらえる。
この違いは、思っていた以上に大きかったです。

 

まとめ

個人でiPhoneアプリを作ることは、
特別な人だけのものではありません。

必要なのは、

  • 現実的な環境選び
  • 役割分担
  • 完璧を目指さない姿勢

向いているかどうかは、
考え続けるより、少し触ってみた方が早いです。

この記事が、やるかやらないかを決める材料になれば嬉しいです。