【検証環境】

macOS:Sequoia 15.7.3
Xcode:16.4

 

シミュレーターが……ない!

まず結論
『シミュレーターが完全に立ち上がるまで待て』
では本文どうぞー

ある日突然、Xcodeのシミュレーターが消えました。

  • 一覧からも消える
  • Xcodeを再起動してもダメ
  • Macを再起動してもダメ
  • ターミナルからキャッシュをクリアしてもダメ
  • シミュレーターを再ダウンロードしてもダメ

「え、存在そのものを否定された……?」
そんな気分になります。

 

色々調べたけど……

もちろん、調べました。
でも……

  • 再現性がない
  • 「これで直った」という情報に共通点がない
  • そもそも使い方や前提が違う人の記事に当たる
  • 原因として挙げられている内容が幅広すぎる
  • たまに直るが、同じ方法で次は直らない

つまり、決定打がありません。

 

僕の環境でよく起こる場面

しばらく使っていて、発生しやすいタイミングに気づきました。

  • Macを再起動した後
  • Xcodeが落ちた後
  • 新しいプロジェクトを作った後
  • Xcodeがやたら重くて不機嫌な時

偶然ではなさそうだな、と思い始めます。

 

ちょっと冷静に原因を考えてみた

感情を捨てて整理してみました。

共通点は
「シミュレーター側が再起動したタイミング」で起きやすい、という点。

つまり、シミュレーター自体は存在している
しかしXcodeとの連携がうまくいっていない

Xcode側に「使える状態」として認識されていない
可能性が高いのではないか、と考えました。

 

そこから思いついた解決策

試した手順は以下です。

1. 実機デバイスを接続する
(Xcodeが登録済みの実機を探す負担を減らすため)

2. シミュレーターだけを起動する
※この時点ではXcodeは起動しない
※完全に起動し切るまで何もせず待つ

3. シミュレーターの起動を確認してからXcodeを起動する
ポイントは
「先にシミュレーターを起こしてあげる」ことです。

 

治った! 一覧に表示された!

結果。
何事もなかったかのように、しれっと復活

数日後、Macが重くなって再起動したら再発。
同じ方法で再び解決!
3回目も同じ方法で復旧!

3回再現できたなら、これはもう偶然ではないと思っています。

 

考えられること

現時点での仮説です。
Xcodeが先に起動している
その状態でシミュレーターがうまく立ち上がっていない

シミュレーターのデータは存在するが
「今は使えない」と判断され、一覧から除外されている

人格を与えるなら、
シミュレーターは自分のペースで起きたいタイプ
Xcodeは今すぐ反応しない相手を一旦ブロックするタイプ

そんな関係性なのかもしれません。

 

まとめ

Xcodeからシミュレーターが消えた場合は、

  • Xcodeとシミュレーターをどちらも終了
  • シミュレーターから先に起動
  • 完全に起動したのを確認してからXcodeを起動

この順番を一度試してみてください。

この方法がすべての環境で通用するかは分かりません。
ただ、同じ症状で困っている方の
一つの試行パターンにはなるはずです。

うまくいったら、ぜひコメントで教えてください。
うまくいかなかった場合も、コメントをもらえたら

一緒に原因を考えてみたいと思います。

同じところでハマった誰かの
時間とHPが少しでも減りますように。