minneやCreemaで販売を始めたものの、
「まったく売れない」「評価も増えない」「このまま続けて意味があるのか分からない」
そんな壁にぶつかっている人は少なくないと思います。
私たちも、まさにそこからのスタートでした。
この記事では、minne・Creemaで月商10万円を超えるまでに、実際にやったこと・やめたこと・考えたことを、すべて正直に書いています。
結論から言うと、命だったのはこの3つです。
- 作り続けられるか
- 採算が取れるか
- 本当にニーズがあるか
この3条件が重なる場所を見つけられるかどうかで、結果は大きく変わりました。
目次
- 1 minne・Creemaで最初はなぜ売れなかったのか
- 2 売れない時期に作っていた商品と、その結果
- 3 紆余曲折の結果は?
- 4 伸びない状態が続いた時に起きたメンタルの変化
- 5 売れるために最初に考えた「商品選定」の基準
- 6 次に「自分たちとの相性」を考える
- 7 さらに絞り込む
- 8 私たちがTシャツ販売に行き着いた理由
- 9 シルクスクリーン印刷を自前で導入した理由と失敗談
- 10 売上を左右したイラストと世界観の考え方
- 11 検索されるためにやったタイトル・説明文の工夫
- 12 届いた瞬間までが、作品
- 13 minne・Creemaで月商10万円を突破した瞬間
- 14 さらに売上が伸びた要因と、伸びなかった商品の特徴
- 15 最終的に辿り着いた「売れる本質」
- 16 minne・Creemaで月10万円を超えるまでに私たちが実際にやったこと・やめたこと【完全まとめ】
- 17 📘 PDFの内容(一部)
minne・Creemaで最初はなぜ売れなかったのか
私たちはminne・Creemaの比較的早い時期から参加していました。
とはいえ、すでに両サイトは競合で溢れている状態。
- 見られなければ
- 売れない 見られても
- 目を引かなければ買ってもらえない
今はアパレルをメインにしていますが、最初に販売していたのは手作りのブローチでした。
きっかけは、Web制作に疲れていた妻・IKUKOが、
半ば「精神安定剤」として始めた手仕事だったのです。
売れない時期に作っていた商品と、その結果
IKUKOはもともと手芸好き。
気づけば大量のボタンを集めており、いわば“ボタン長者”。
そこで、ボタンを組み合わせたブローチを制作・販売しました。
結果はというと、
月に1〜2個売れる 利益は1個あたり約500円
次に考えたのが、「作家さん向けに売る」という発想です。
●レジン作品の材料になりそうなものを集める
●使わなくなった一眼レフカメラ(Jeyの趣味の残骸)を分解 歯車やパーツを小分けにして販売 日本海まで出かけ、小さな貝殻を拾い集める
(秋の深い頃、日本海で拾った貝殻。
車内でお湯を沸かして食べたカップ麺の美味しさだけは、今も鮮明です)
紆余曲折の結果は?
冷静に数字を見ると、こうでした。
ブローチ:月1〜2個、利益 約500円/個 貝殻:月1〜2個、利益 約200円/個 カメラ部品:反応なし
情熱はあっても、積み上がらない現実。
伸びない状態が続いた時に起きたメンタルの変化
最初は「お金のため」ではありませんでした。
でも、売れない状態が続くと、心は少しずつ削られます。
- お客さんがつかない
- 数字が伸びない
- 自己肯定感が静かに下がっていく
やがて、
「頑張っているのに認められない」
そんな黒い承認欲求が顔を出し始めました。
ここで、IKUKO主体だった活動に、Jeyも本格的に加わり、
作戦会議を開くことにしました。
売れるために最初に考えた「商品選定」の基準
まず「何を作るべきか」を考える
私たちは個人のデザイン事務所として、
Web・広告・製品開発に長く関わってきました。
ならば、その知識を使わない手はない。
考えたポイントは次の通りです。
- 続けられる作業・商売か(人的コスト、持続性)
- 作業量に見合った利益が出るか
- ニーズはどこに向いているか
minne・Creema内の売れ筋商品・レビューが多い作品を徹底的に観察しました。
次に「自分たちとの相性」を考える
売れているだけでは意味がありません。
- 自分たちの「好き」や個性を反映できるか
- 少ない資金で始められるか
- 今ある知識+少しの努力で実現できるか
さらに絞り込む
- 1日に複数生産できる
- 自分たちの手で完結できる(コストを抑えられる)
- 外注しても利益が残る
私たちがTシャツ販売に行き着いた理由
オリジナルイラストをTシャツにプリントすることでした。
- 当時は夏前、Tシャツ需要が高まる時期
- 印刷業者に依頼すると、利益は約500円程度
- シルクスクリーン印刷なら、
- 初期の学習コストはある
- 生産速度と品質を安定させられる
- 1枚あたりのコストが低い
シルクスクリーン印刷を自前で導入した理由と失敗談
版は自作。
市販のキットはサイズやコストが合わず、
製版屋に頼むのもハードルが高い。
そこで見つけたのが、教材用の「パールフィルム」でした。
パールフィルムとは、
乳剤があらかじめ染み込まされた状態の寒冷紗。
黒で透明な物に絵を描き、パールフィルムに当てて、紫外線に晒す。
イラストの影になった部分は固まらず、
水で洗うとイラストの部分だけ流れて版になる仕組み。
これならIllustratorで作成したイラストを、
OHPフィルムに印刷したもので、紫外線で転写するだけで版になる!
ただし、それは地獄道でした(汁)
- 太陽光で転写→紫外線強すぎて、全部ガチガチに固まる
- 日陰で→調整ゲキムズ
- 木箱に電球型蛍光灯を複数並べた、露光機を自作して、ようやく安定化
正直、かなり大変でした。
でも、初めてうまく刷れた瞬間の感動は今も忘れません。
売上を左右したイラストと世界観の考え方
minne・Creemaで最も重要なのは、やはりイラストの力です。
面白い 可愛い ショッキング ブラックユーモア 世界観が一瞬で伝わる
「天才的なクラフト作家が集まる場所で、
自分たちはどこに立つのか?」
答えは、自分たちの中の「好き」にありました。
検索されるためにやったタイトル・説明文の工夫
商品写真は絶対に妥協しない タイトルは検索されるキーワードを含める 説明文は情報と検索意図を両立させる
「自分が買うなら、どんな言葉で検索するか?」
これを何度も考え直しました。
届いた瞬間までが、作品
私たちは、手元に届いた時の体験をとても大切にしました。
- 美しいが過剰ではない包装
- 感謝を伝えるサンキューカード
- 押し付けないシリーズ案内
- 評価レビューへの丁寧な返信
これらは、作品と同じくらい重要です。
minne・Creemaで月商10万円を突破した瞬間
最初に出したイラストは3点。
- サーカス熊さん
- サーカスゾウさん
- 目つきの悪いカモメ
結果は、大成功。
在庫はすぐに尽き、
毎日のようにTシャツを段ボールで仕入れる状態に。
その月、売上10万円はあっさり突破していました。
さらに売上が伸びた要因と、伸びなかった商品の特徴
- 最初はネイビー・ベージュ・杢グレーのみ
- 要望を受けて白Tシャツを追加 → 売上が爆発
学んだことは明確でした。
- 想像しやすいカラー
- サムネイルで世界観が一瞬で伝わること
- 小さすぎるイラストは伸びない
最終的に辿り着いた「売れる本質」
ネットの情報や売れ筋分析は、確かに役立ちます。
でも最後に支えになるのは、
- こうだったら嬉しい
- 買った時にワクワクした
- またこの体験がしたい
そんな自分自身に置き換えた感覚でした。
もし、あなたが
minne・Creemaで自分の世界を輝かせたいと思っているなら、
この考え方やプロセスが、少しでも支えになれば嬉しいです。
この記事が、誰かの背中をそっと押せたなら幸いです。
🎁 無料PDFプレゼント
minne・Creemaで月10万円を超えるまでに
私たちが実際にやったこと・やめたこと【完全まとめ】
この記事では、体験をそのまま書きました。
でも正直に言うと──
- 情報が多くて整理しきれない
- 「自分の場合、どこからやればいい?」が分かりにくい
- 後からもう一度読み返したい
そんな人のために、
「行動だけを抜き出した無料PDF」を作りました。
中で取り扱っている商品はTシャツを例にしていますが、
他の商品で十分に使いやすい内容になっているかと思います。
📘 PDFの内容(一部)
- 売れなかった時期にやめたことリスト
- 月10万円に届いた商品選定チェックシート
- minne・Creemaで使える タイトル・説明文の考え方テンプレ
- 写真・梱包・レビュー対応の最低ライン 「これは伸びた/これは伸びなかった」実例まとめ
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⇒ minne・Creemaで月10万円を超えるまでに 私たちが実際にやったこと・やめたこと【完全まとめ】
売れる人は、特別な才能がある人じゃありません。
「やらなくていい事を、ちゃんとやめた人」です。
必要な人の手に届けば嬉しいです。