※この記事は「懐かし図鑑(Morimori LAB)」シリーズです。


まず結論(3行)

『ビックリマン』は、昭和末期〜平成初期の子ども文化を支配した“食玩ブーム”の象徴でした。
キラキラのシールを巡って、教室の空気すら変えてしまったほどの影響力。
……ただ正直に言うと、僕はその熱狂の中心にはいませんでした(でも、空気はめちゃくちゃ覚えてる)。


ビックリマンとは?(一目で分かる基本情報)

『ビックリマン』は、ロッテが販売した「ウエハースチョコ+おまけシール」の食玩シリーズ。
特に有名なのが、キャラクターと世界観が爆発した 「悪魔VS天使」シリーズ です。

当時の子どもたちにとってビックリマンは、

  • お菓子というより「シールが本体」
  • “当たり”を引いた者がヒエラルキーを得る
  • 持ってるだけで会話が生まれる

みたいな、社会でした。


なぜ流行った?(昭和末期のブースト要因)

ビックリマンが異常に流行った理由は、今振り返るとすごく分かりやすいです。

1) 「キラキラ」は正義だった

ホログラムのシールって、それだけで勝ちなんですよ。
反射する。光る。目立つ。強い

2) “集める欲”に刺さった

コンプリート欲。収集欲。
「集めること自体が遊び」になる設計が天才的でした。

3) 教室で交換・自慢ができた

家庭の中じゃなく、教室で成立する遊びだった。
つまり、子どもの社会(クラス)に直結した。


当時どんな感じだった?(ざっくり時代の空気)

今みたいにスマホもネットもない時代。
子どもの情報と熱狂の中心はだいたい

  • テレビ
  • 雑誌
  • 口コミ(学校)

でした。

ビックリマンは、ちょうどその“学校口コミ”に強烈に刺さったタイプの流行。
「全員が知ってる」ではなく、**“持ってる奴が強い”**流行です。

だから空気が濃い。熱が伝染する。
そして、乗れなかった側にも「匂い」だけは残る。


僕はビックリマンに乗れなかった(でも甘い匂いは覚えてる)

僕は『ビックリマン』には全く響かなかったんですよねw
でも兄貴が集めてたし、あのウエハースチョコがクリスプで美味しくて、たまに買っていた。

で、これがいわゆる「煩悩センサー」「物欲センサー」なのだろう。

なんかキラキラしたホログラムシールが毎回出てくるわけよ。

歳の離れた空威張り系の兄貴は、
そのシールをあげると

「うお! ヘッドロココ!」

とか騒いでたけど、
彼が上機嫌ならまあ問題が少なくなるからいいかと。

今思えばその時に『ウマ娘ガチャ運』を使い切っていたのかもしれない。


乗れた人・乗れなかった人(どっちもいるのがリアル)

ビックリマンって面白いのが、
「全員が熱狂してた」ように語られがちなんだけど、実際は

  • 人生かけて集めてた人
  • 交換だけ参加してた人
  • 菓子だけ食ってた人
  • そもそも響かなかった人

ちゃんと分かれてたんですよね。

そして、乗れなかった側はだいたい今こう言う。

「流行ってたのは知ってる。空気も覚えてる。
でも、俺の心には刺さらなかった」

これも立派な“当時の記録”です。


今思うと、ビックリマンは「兄弟」「学校」「運」の記憶だった

シールって、紙なのに。
紙切れ一枚で機嫌も序列も変わる。

そういう意味でビックリマンは、僕にとって

  • ホログラムの輝き
  • ウエハースの甘さ
  • 兄貴のテンション
  • 家の平和

がセットになった、家庭内の通貨みたいな存在でした。


まとめ:熱狂の中心にいなくても、時代の空気は覚えている

『ビックリマン』は、昭和末期〜平成初期の子どもたちが一度は通る(かすめる)文化でした。
そして“すごい流行”ってやつは、中心にいなくても周辺に匂いが残る。

僕は中心にはいませんでした。
でも、あの甘い匂いと、ホログラムの輝きと、兄貴の「うお!」は、なぜか今でも鮮明です。