目次
『さかのぼり学習』って何?
理解していないまま、
または間違えて学習してしまった、
そうしたつまずいた単元や分野をやり直すこと。
学校で教わる教科は、
その単元ごとに前後に繋がっていて、
後々に新しい範囲で再度つまずくことがあります。
子供自身がそこを理解できていなかったり、
『出来ていない』事を悟られまいとして、
後々だいぶ進んだ頃に痛手を追うことも。
一度のつまずきが、
『わからない』という不安を植え付け、
教科や勉強全体に苦手意識をもつ。
そうした問題の、
転ばぬ先の杖だったり、
転んでからの救済に持って来いな振り返りです。
※この記事は以前公開したものを、
より細かく深度を上げた内容になります。
小学校高学年~高校受験までまとめた戦いの元記事はこちら
⇒自宅学習支援システムをなぜ作ったのか? 子どもの成績が上がらない苦悩とスマホ依存症
※子供の家庭学習に関わるシリーズ一覧はこちら
⇒教育のこと
『わからない不安』は正論が通じない事がある
『わからない不安』は、
大人でもよく抱えていて、
それを避けるために行動を取ってしまうことがあります。
例えば
『機械が苦手だからそういうの要らない』
⇒あると便利だと分かっているし、
マニュアルを読めば理解できる力があるのに、
不安感でハードルを高めている
『保険の加入を身内に相談された時、不機嫌な対応をとる』
⇒必要だろうし、大事なことだと理解しているが、
保険が必要になるマイナスな問題から目を背けたい
解決策に直接向かうのではなく、
とっさにやらない理由を考えたり、
感情的に排除して眼の前からなくそうとする選択をとる。
こういう状態の人に、
やるべきだと説いても、
まあ無理ゲーなのはみなさんも経験があるのではないでしょうか?
問題の解決より先に、
自分を守るための心の仕組みが、
反射的に起きているからです。
こういう時って、
とっさに必死な感覚なので、
『これが自分の本心で、答えだ!』と錯覚しやすいもの。
まして、
自分の心をコントロールする経験の少ない子供の場合、
こうした反応は強く頑固になりがち。
※ここに関連しそうな記事
⇒何がわからないかわからない子どもの正体と対策|勉強につまずいたとき親ができること
子供の勉強、やる気にさせる方法
▶まずは“目でわかる形”にする
『わからない不安』への、
これらお邪魔虫な行動や認知を超えるために、
最も簡単で早い方法は
─── 目で分かる簡単な説明
これが最も効果的ではないかと思います。
看板や案内表示がシンプルに簡略化されているように、
補助的な言葉の説明の要らない、
『今ここで、これはあっちに繋がる』
というような視覚的な表示。
・これを憶えたら、これができる
・これが分からないから、ここが不安
・ゴールまでの表示
まずは土俵に上がらせるための下ごしらえです。
それらの視覚的な表示のためには、
つまずいた単元の詳細な提示が必要になる。
▶答案用紙から弱点単元を拾う
そしてそれらの弱点単元の把握には、
日頃学校で行っている、
小テストや定期テストなどの答案用紙が最も分かりやすい資料となります。
『ああ、こんなことだったんだ』
さかのぼり学習で、
具体的に一つの問題を超えれば、
その成功体験から前に進む力が湧いてくる。
能力が足りないから動けなくなったのではなく、
どう動けば良いのか見失ったから、
歩き出す力も気力もなかっただけ。
好き、嫌い、能力不足ではなく、
一歩を踏み出すためのサポートです。
※我が息子の場合は、
塾などに通うのが向いておらず、
つまずいた期間が長すぎたため……
父親である僕が、
答案用紙から弱点分野を抽出する、
家庭学習サポートのアプリ開発に踏み込みましたw
そのシステムを更に進化させたものがこちら
⇒TENsNAP家庭用 | AIが「つまずきの根っこ」を特定。小中高12年間の学習ログ
どこでつまずいたのかを確認
先述のように、
小テストや定期テストなどの答案用紙には、
非常に分かりやすい情報が残されています。
・全く手を付けていない設問がある
・メモ書きはあるけど誤答している
・公式や文法がそもそも間違えて使われている
あまりに点数が採れておらず、
苦手意識が強いと、
『どこがわからないか、わからない』
なんて状態に陥る場合もあります。
その際にも、
単に『この分野を全く分かっていない』と、
大まかに決めつけず、
追えていない単元をピックアップしておくことが重要です。
子どもの時期によってスケジュールが大事
・学校の進度が重くなる時期
・定期テストや受験が近い時期
・今の授業を落とせない時期
こうした時期に、
無理に『さかのぼり学習』をさせると、
現在進んでいる授業が手薄になります。
こうした時期には特に、
『目で見えるスケジューリング』が効果的。
頭の中だけで、
宿題と、予習復習と、ふりかえり、
なんて組み立て続けられる子は少ないでしょう。
PCやスマホのメモリのように、
人間には広げられる思考の机の大きさが限られています。
小さな机(メモリ)の上で、
あれこれと違う仕事を広げていたら、
今やるべき仕事に注力できませんよね?
そのために、
やるべき事を一目でわかる表にして、
他の仕事を頭の片隅に置かずに済むようにする。
また、その表も必要な時だけ見れば済むように、
タイマーやリマインダーアプリを併用するのも効果的です。
※一目で時間管理ができる、こういうアプリも
⇒LOOP-目で分かるタイマー
『さかのぼり学習』はどこまで必要?
うちの息子がそうでしたが、
問題化するのに時間がかかってしまうタイプ(隠すのが上手い)の場合、
つまずいたのがだいぶ前になってしまったり……。
じゃあ、それらを全部振り返って、
『さかのぼり学習』をするべきか?
実際はそうでもなかったりします。
というのも、
学校のカリキュラムが相関的に前後繋がっているものの、
逆に先を理解する事で、
過去の単元を急に理解することもあるからです。
特にさんすうや数学の公式など、
全く新しい分野のものでなければ、
応用として広がっていくものがあります。
そうした応用が利く分野に関して、
どうしても基礎となるものだったり、
憶えられそうな部分があれば伸ばす。
特に我が息子の場合は、
受験期まで時間が少なかったこともあり、
力を入れるべき教科や分野を優先させる必要がありました。
そうして彼は志望校へと無事合格できました。
タイミングに寄っては、
得意を伸ばすために専念し、
他を切り捨てる覚悟も必要になります。
(もっと速くに手を打てていれば……と思わなくもない)
まとめ
子供が勉強してくれない時、
それはもう親としては
『どうすればいいの?』
『もうやだ、疲れた……』
『あの子は知らない生き物なんだ』
と不安になる事もあるでしょう。
ほんと不安でしたけどもw
それでも結果はなんとかなると、
ある種の思い切りと、
打てる手を打つのは大事だったと思います。
『ふりかえり学習』は苦手を埋めて、
わからない不安を解消するには非常に強力な一手です。
それでもタイミングや、
本人のコンディション、
『わかるようになりたい』などのテンションを、
こまめに見てあげることが大切です。
※この記事は以前公開したものを、
より細かく深度を上げた内容になります。
小学校高学年~高校受験までまとめた戦いの元記事はこちら
⇒自宅学習支援システムをなぜ作ったのか? 子どもの成績が上がらない苦悩とスマホ依存症
※子供の家庭学習に関わるシリーズ一覧はこちら
⇒教育のこと


