40代になってから、寝付けない・早く目覚める・夜中に起きるようになり、どう対処しているかの話

44、45歳あたりから急にきた「眠れない」

この「眠れない」というのは、
ある日、本当に突然やってきました。

それまでの私は、いわゆる
「秒で眠れる」体質。

布団に横になると自然と意識が落ちて、
眠れない夜があるとしても年に1回あるかどうか。
育児真っ最中の頃、眠いのに21時を過ぎても起きていなければならない時間は、正直とてもつらかったです。

それくらい、眠ること自体は得意だと思っていました。


若い頃から徹夜とか、とても苦手体質

学生時代や社会人1年目、
課題や仕事でどうしても徹夜しなければならない時。

夜中の12時を過ぎると、
眠いを通り越して具合が悪くなるタイプで、
ガクガク震え出してたことを旦那に話したら爆笑された。

デザイン事務所がブラック寄りだった時代は、
夜中まで仕事するのがほぼ日常。
数か月もすれば、体はそれなりに慣れてしまいましたが。

だからこそ、
「自分は寝ないとダメな体質なんだな」
という認識は、ずっと変わらずに持っていました。
(今も基本的には、そうだと思っています)


寝付けない夜が、突然やってきた

そんな私が、ある時から夜に寝付けなくなったのです。

寝る前にスマホを見て、
5分、10分で眠くなったら充電を差して寝る。
それがいつもの流れだったのに、
その日は、いつまで経っても眠気がこない

「一体どうした?」

結局、1〜2時間してから、なんとか入眠。

最初は毎日ではありませんでした。
寝不足に弱い体質なので、
眠れなかった翌日はさすがに夜に眠くなる。

ところが、次の段階がやってきます。


4時に目が覚める。しかも再入眠できない

ある日から、4時頃に目が覚めるようになりました。

私の起床時間は5:50。
洗濯して、朝の支度をして、家を出るのは7:30。

4時は、さすがに早すぎる。

実際、眠いんです。
目もシパシパするし、体もだるい。
なのに、脳だけが起きている

目を開ける元気もないのに、
頭の中だけがぐるぐる回って眠らない。

これが週の半分続いたり、
連日だったり。

そのうち、目が覚める時間が
4時 → 3時 → 2時…と、どんどん早まっていきました。

これはもう、完全に中途覚醒


薬を試してみたけれど…

さすがに限界で、薬もいくつか試しました。

・精神系のお薬は
 → 気持ち悪くなったり
 → 気分がどん底まで落ちたり

・いわゆる睡眠薬は
 → 飲んだら最後、一日中布団から出られない

初めて飲んだ日は、
体が鉛みたいに重くなって起き上がれず、
正直かなり驚きました。

※これは本当に思いました
眠れる系の薬は、必ず休みの前日に試すのがおすすめ
効果の出方は、人によって全然違います。


遅刻はしていない。でも毎日が綱渡り

幸い、今のところ仕事で遅刻はしていません。

ただ、
「いつ寝過ごすんだろう…」
というヒヤヒヤ感は、常にあります。

そして何より許せないのが、

起床時間が近づくと、急に眠くなること。

あんなに眠れなかったのに!
今!?ここで!?

眠れなくて悶々とした夜を過ぎ、その上朝は眠気マックス。

職場に着いただけで
「今日も来た、えらい」
と自分を褒めたいレベルの疲労感。

パフォーマンス?
なにそれ、食べられますか状態。

毎日、ビタミン剤とドリンク剤に支えられて、
力業で脳を動かしています。


私に合っていた解決策は「筋弛緩剤」だった

薬の副作用に悩まされまくった私に、
結果的に合っていたのが筋弛緩剤(きんしかんざい)でした。

肩こりや腰痛、麻酔補助などに使われる、
筋肉の緊張をゆるめるお薬です。

この薬の副作用が、
・眠気
・脱力感

副作用を利用するのでそれ以上に変な事が起きない安心感。

飲んで30分くらいすると、
ぼーっと眠くなってきます。


完全解消ではないけれど、かなり楽になった

正直に言うと、これで完全に治ったわけではありません。

薬の効果は6時間あるはずですが、
それでも2時に目が覚める日もあります。

・3時までなら → 半錠を追加して再び寝る
・4時以降なら → 起きられなくなるのが怖くて我慢

それでも、
一度ちゃんと眠れるというのは大きい。

途中で目が覚めても、
「一旦眠れた」という感覚があるだけで、
気持ちが全然違います。


「これがあれば眠れる」という安心感

何より大きかったのは、

「これがあれば眠れる」

というお守り的な存在ができたこと。

ストレスとの関係も、かなり感じています。

・翌日にいつもと違う予定がある
 → 中途覚醒しやすい
・ストレスが少ない時期
 → しっかり眠れる日が増える

結局、睡眠って
心と体、両方と繋がっているんですよね。


今も、睡眠とは「付き合っている」

私の場合、
こんな感じで今も睡眠と付き合っています。

完全にコントロールできるものではないけれど、
「対処できる手段」を持てたことで、
気持ちはかなり楽になりました。

もし同じように
40代に入ってから突然眠れなくなった人がいたら、

「あ、自分だけじゃないんだ」

そう思ってもらえたら嬉しいです。

無理せず、のんびり、
できるところから付き合っていきましょう。

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