40代、すぐには変わらない。でも確実に変わる話

「40過ぎるとガクッと変わるよ〜」

30代の終わり頃から、そんな言葉をそれとなく聞いていて。
だから正直なところ、40代に入る前は、それなりに覚悟もしていたんですよ。

でも、実際に40代になってみると──
「あれ? 思っていたほどでもないかも」
そんな感覚が、しばらく続く日々。


|40代前半は、思ったより変わらなかった

42歳、43歳くらいまでは、正直に言って「言うほど変わらない」というのが実感でした。

翌日に疲れが残る日もあるけれど、少し休めば戻る。
顔のたるみが気になる日もあるけれど、数日マッサージを頑張れば少しマシになる。
気持ちの落ち込みも、これまでと大きくは変わらない。

振り返ってみると、この感覚は37歳くらいから、じわじわ感じていたものと大差なかった気がします。

「徐々にきてはいるけれど、まだそれほどでもない」
そんな状態。


|44歳を過ぎたあたりから、少し様子が変わる

ところが、44歳を過ぎたあたりから、少しずつ変化を感じるようになりました。

まず増えたのが、アレルギー。


|40代で増えたアレルギーの話

もともとアレルギー体質ではありましたが、40代に入って日光アレルギーが出るようになりました。
日傘や帽子が手放せなくなり、花粉症もあるので、

眼鏡・マスク・帽子。

鏡に映る自分を見て
「完全に不審者だな」
と思いながらも、これが一番安全なので仕方なし。

食べ物のアレルギーも増えました。
昔から、くるみを食べると舌に違和感があったのですが、ある日しびれを感じて
「これはもうアレルギーだな」
と確信して、以降は控えるように。

最近では、長年好きだったネギも体に合わなくなり、これは地味にショックでした。


|原因不明の体調不良が続いた時期

同じ頃から、原因のはっきりしない体調不良も続きました。

強い頭痛が続き、病院で検査をしても特に異常はなし。
それでも、痛み止めを飲まないと眠れない夜が続いたときは、少し怖くなったのを覚えています。

幸い、ピークは1〜2週間ほどで落ち着きましたが、
「今までと同じじゃないな」
と感じた出来事でした。


|いちばん堪えているのは「眠りの変化」

いちばん大きな変化は、眠りかもしれません。

それまでの私は、布団に入ればすぐ眠れるタイプでした。
それが、寝つきが悪くなったり、夜中や明け方に目が覚めたりするようになりました。

眠れないだけで、翌日のパフォーマンスはがっつり落ちます。
これは今も続いていて、40代半ばになって、いちばん堪えている変化です。


|汗をかきやすくなり、「更年期」という言葉が現実に

45歳前後から、汗もかきやすくなりました。

夏はもちろん、冬でも少し動いたり、気持ちが高ぶったりすると、
頭皮やおでこ、脇から汗が出ます。

いわゆるホットフラッシュほどではないけれど、困るには十分。

この頃から、「更年期」という言葉が、急に現実味を帯びてきました。

ひとつひとつは、それぞれ別の困りごととして対処してきましたが、重なってくると、

「ああ、これってプレ更年期なのかも」
(ただの老化とも言うのかもしれませんが)

そんなふうに思うようになりました。


|40代は、ある日突然変わるわけじゃない

職場には50代の方も多く、
「更年期なんて、まだまだよ!」
と言われることもあります。

でも一方で、
「くるよね」「困るよね」
と頷いてくれる人もいて、

「やっぱりそうなんだな」
と、少し安心したりもします。

冒頭に書いた
・翌日に残る疲れ
・顔のたるみのリカバリー
・気持ちの落ち込みの頻度

これらは、確実に重症化しています。


まとめ|少しずつ変わる。それに気づけた今

40代は、ある日突然ガラッと変わるわけではありません。
でも、気づくと確実に、少しずつ何かが変わっています。

それに気づけただけでも、今は良かったのかもしれない。

そんなふうに思いながら、
今日も自分のペースで暮らしています。

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