
■神界
・主神マールダー
創造主。“光よ、あれ”の一言でこの世を創り、その神言には、今現在起きている流れにすら事象が含まれていると言われる。
・光の神ラミリア
光を司る神。太陽であり、神聖であり、善性。
・陰の神ネイ
闇を司る神。月であり、育む力であり、母性。
・時の神エイラ
時を司る神。光と影の瞬きに生まれた。未来・過去・現在、その連なりを紡いでいる。
・調律の神オルネアとエルネア
世界の調律を担う神。
■種族
・神族
主神マールダーを頂点とし、天界に在ると言われる存在。直接人界に手を差し伸べることはなく、人界に生きる者自身での繁栄と魂の磨きを求める。
・守護神
神と名を冠するものの、多くはその種族で強力な力を持ち、肉体を凌駕した存在。守護を与え、加護を与え、その存在が磨かれていく事を目的とする。概念に近い存在であり、忘れられると消滅すると言われる。
・人族
現在最も多くマールダーに栄える種族。肉体は弱く、魔力も弱いが、知恵とその継承で勢力を積み上げた。
・魔人族
聖魔大戦以後、多くが姿を消し、現在は確認例すら少ない。身体能力に優れ、魔力が高く、長寿命。
・獣人族
様々な動物と同化した人族の様な種族。その種族によって能力が大きく異なる。身体能力は随一で、魔力も高いが、それを魔術として行使する事が出来ず、肉体強化に特化している。
・竜人族
非常に希少な種族で、人界での目撃例はほとんど無い。大きな体躯と高い魔力、高い知性と精神を持つとされる。武術に秀で、時折人族などに知恵を授けることがあると言われる。
・精霊
世界のエネルギーであるマナが、一部力や目的、属性を持った存在。目で見ることは出来ず、それぞれの存在によってなんらかの恩恵をこの世に生み出している。
・妖精族
精霊が強大なマナを持ち、具現化した存在。人族の様に魔力を術式化して魔術を行使するのではなく、マナを直接、現象に変化させる強大な力を持つ。目に見える事もあるが、基本的には人と直接的な関わりを持とうとはしない。
・大精霊
または精霊族とも呼ばれる存在。肉体を持たず、人とは違う次元に存在するため、それを認識することはない。巨大なマナの固まりでもあり、自然現象の根源となるとされる。
・精霊神
大精霊のさらに上位存在。肉体はなく、別の次元に存在し、守護神と似たようなものとなっている。
・魔神族
暗黒の世界の神、あるいは魔界の神と言われるが、多くは何らかの魔力の変質化や、呪術などで人為的に生まれた存在。稀に闇に落ちた守護神がなるとも言われるが、ほとんどが神話の中のものだとされる。
・魔族
魔界に居る種族。他の種族や動物、魔物と契約し、それらを操り、またそれらの力を得るとされる。
・魔獣
生物が強い魔力やマナに汚染され変質したもの。非常に強力だが、野生生物と同じく、本能を持ち、死後に死体が残る。
・魔物
廃れたマナの溜まりや、魔力が極端に負に傾き、長時間そこに渦巻いていた場所から生まれる。繁殖能力はなく、死する時には黒い霧となって消滅し、魔石や魔晶石を落とす。
・竜
魔獣や魔物と異なり、生物の一種と考えられるが、生まれつき魔力を持ち、魔石も内包している。
・悪魔
人界や魔界とも違う、全く別の次元に存在している。その尽くが強力で、稀に人と契約することがあるとされる。大精霊や妖精に近いが、全くの別系統。
■エネルギー関連
・マナ
自然に発生し、世界を流れている力。星が生み出すものとされ、人がそれをそのまま力に変換することは不可能に近い。マナが欠如すると、その大地は腐れ後退する。逆にマナが溢れると、大きくバランスを失い、結局腐れ、後退する事となる。
・魔力
マナや魂の持つエネルギーが、魂と幽星体の働きで変換したものと言われるが、詳細は不明。アンデッドも持っているため、魂が関係していると言われている。
・迷宮
マナや魔力に長期間晒され、何らかの意思を媒体に生み出された空間。奥底から魔力が溢れ、魔物や魔獣を生み出す。発生に関わった意思により、その世界は大きく異なる。根源となる意思(核や存在)を破壊すると消滅する。
・ユウルジョウフ
世界を流れるマナが、地上に湧き出す場所。精霊言語で『大地の炉』の意味を持つ。繁栄そのものであり、そこに国家が生まれるとさえ言われるエネルギーに満ちた場所。
・闘気
武術を心得るものは多かれ少なかれ運用している。魔力を根源とし、武器防具の性能向上や、身体能力の向上。身体の硬度にまで干渉する。
■魔術関連
・魔術
人や魔物などが扱う、魔力を現象に変換したもの。火・水・風・土・光・闇などに大別され、その術式の規模によって初級・中級・上級・神聖級など大別される。等級は効果ではなく、術式の規模で分けられているが、術式が複雑もしくは大規模になれば、自然と効果は高いものになる。
・召喚術
大精霊や妖精もしくは悪魔を呼び出し、予め契約していた行動を取らせる。魔力を代償とする。召喚された者は写し身であり、実際にこの世に存在しているわけではない。そのため、破壊されても再度召喚されれば、元の姿で現れる。術者の魂そのものを代償として召喚するものもあるが、禁呪とされ、術者の魂は死とは違い輪廻から外れてしまうとされる。
・精霊術
召喚術と似ているが、精霊・大精霊・精霊神・妖精などのマナに繋がりのある眷属と契約、または肉体に住まわせ、魔力を代償にその力を借りる術。召喚術とは違い、その存在の意思で様々な力を行使し、魔力の消費は非常に低い。その実体が失われれば、二度と呼び出すことは出来ない。契約ではないため、それらと意思の疎通を図り、友となる必要がある。
・呪術
念や想いを込め、言霊や呪文を刻み、その意思を遂行させる術。術式が構成されないため、見破るのは困難。また、それを解かれた場合、その念は術者本人にそのまま変える『返りの風』というデメリットがある。とは言え、負のイメージが持たれがちだが、正に働きかける場合もあり、念の有りようがそのまま。
・奇跡
神族、またはその契約者などが使う、現象に直接働きかける技術。魔力を神気に変換、または神気そのものをエネルギーとして行使する。術式が発生しないため、妨害を受けにくく、また防ぐのが難しい。ただし、同じ神気を持つ者同士の場合、神気の各によって成否が決まることが在る。
・妖術
鬼族などの一部の特殊な種族が使う術。幼少より己の中に神格化したイメージを創り、祈りと念を捧げる事により、神族の使う奇跡と似た現象を起こす。使用時には神気が発せられる事がある。また神言の様に、特有の象形文字が持つ意味合いを、そのまま現象として起こす技術がある。
■聖魔大戦
300年前に起こった『魔族による人界への侵略戦争』の事を指す。魔族の領土である魔大陸と面した、アルザス王国(現アルザス帝国)が人類の盾となり、強力な魔族の侵攻を食い止め、勇者が魔王フォーネウスを斃したことで終結。その歴史的事件は、今も『勇者物語』として語り継がれている。
■勇者伝
・勇者
魔王フォーネウスを討ち果たした英雄。『調律の神オルネア』の守護のもと、『オルネアの聖騎士』の加護を受けたアルザス人の少年。
・戦士ランバルド
あらゆる武器に長けた、怪力の偉丈夫。盾役兼、強力な攻撃で戦闘の面に立った。
・大魔導士リディ
あらゆる強力な魔術を使いこなしたとされる大魔道士。
・冒険者テレーズ
元は大きな商家の娘だったが、シーフの加護を受けたことで追放され、冒険者として身を立てた。斥候、罠の解除、索敵に優れ、多くの危機を未然に防いだと言う。
・聖女シルヴィア
光の神ラミリアに愛された聖女。あらゆる怪我や病も直し、時に蘇生の奇跡も起こしたと言われる。
■文化・文明度
・識字率
地域差や種族差はあるが、人族で言えば識字率はおよそ30%程度。これは一部宗教の波及による物が大きく、16歳時に受ける『成人の儀』など、教会に関わることが多いために、文明度に対しては高めだと言える。商業区域では50%を超える所もあるが、これはその区域の特性上の数字。
・教育
人族の場合、多くは担当する教会もしくは、公的な教育機関があり、町人以上の地位を持つ者は受ける機会がある。農業地域や奴隷などの低階級はそういった教育の機関はなく、その地域・家ごとの必要な知識が口伝で伝えられる程度である。
・移動手段
都市部では乗合馬車など、馬を動力とした交通網があり、貴族階級の場合は一般的にそれぞれが馬車を持っている。また、貴族階級に扱われる高級なものには、吊り下げ式と言われる構造を持ち、振動を抑制する機構が取り入れられているものがある。
河川域では帆船、オール式が主流だが、魔石を動力として水車を回すタイプも存在する。中には手懐けられる水棲魔獣(主に知性が高く、大人しい水竜種)が牽引するものもある。