
はい、みなさんこんにちは。
『辛い』という字がありますね?
ではその字に一本の横棒を足してみてください。
ほら『幸』という字になりますね。
『幸子』と書いてサチコ。
『Google Search Console』というものが、
いかに私たちにとって重要か教えてくれています。
はい、でも辛いものは辛いですね、
無理をしないことが一番です。
前回はホームページを作りましたね。
ChatGPTと話し合い、Codexに働いていただき、ブラウザで確認し、修正して、サーバーへアップロードしました。
立派です。
ホームページがインターネット上に存在しています。
では皆さん。
帰ろうとしている人は席に戻ってください。
まだ終わっていません。
体育主任「ほ~らお前ら! 校長先生がお話しされてるだろうが! 帰り支度をするな! 山田ァ! 鞄を閉じろ!」
校長先生「あなたもです」
体育主任「私もですか!?」
校長先生「前回お願いしたファビコンとOGP画像はできましたか?」
体育主任「……」
校長先生「できましたか?」
体育主任「ただいま制作中であります!」
校長先生「では今日は、そのお話から始めましょう」
ホームページは「表示されたら完成」ではありません
ホームページを初めて作ると、
URLを開いて画面が表示された瞬間が完成
のように感じます。
気持ちは分かります。
しかし実際には、公開後にもいくつか設定しておきたいものがあります。
代表的なのは、
・ファビコン
・OGP画像
・title
・meta description
・スマートフォン表示の最終確認
・リンクやフォームの動作確認
・HTTPS
・アクセス解析
・Google Search Console
・sitemap.xml
・robots.txt
・必要に応じた構造化データ
などです。
体育主任「多い!」
校長先生「大きな声を出さない」
体育主任「前回、ホームページを作ったら帰れると!」
校長先生「私は一度も言っていません」
体育主任「……」
全部を難しく考える必要はありません。
順番に見ていきましょう。
1時間目:ファビコンを用意しなさい
ブラウザでホームページを開いてください。
タブの左側に小さなアイコンが表示されることがあります。
あれがファビコン(favicon)です。
小さいものですが、設定しておくとブラウザのタブやブックマークなどで自分のサイトを見分けやすくなります。
会社ならロゴ。
お店ならマーク。
個人サイトならサイトを象徴する簡単な図形などでも構いません。
複雑な絵をそのまま縮小すると何が描いてあるのか分からなくなるので、小さく表示されても分かるシンプルなデザインが向いています。
画像生成AIを使って案を作る方法もあります。
校長先生「体育主任」
体育主任「はい!」
校長先生「あなたのファビコンを作ってください」
体育主任「私のですか!?」
校長先生「ジャージを丸めたようなものでいいでしょう」
体育主任「私という人間を何だと思っているんですか」
2時間目:OGP画像を用意しなさい
次はOGP画像です。
ホームページのURLをSNSやメッセージアプリなどで共有したとき、大きな画像付きのカードとして表示されることがあります。
そこで使われる代表的な画像がOGP画像です。
記事をSNSで紹介するなら、かなり重要です。
タイトルだけのリンクと、
内容が一目で分かる画像付きリンク
では、見え方が大きく違います。
サイト全体で共通のOGP画像を使う方法もありますし、ブログなら記事ごとにアイキャッチ画像を用意してOGPにも利用する方法があります。
ここもChatGPTや画像生成AIを利用できます。
たとえば、
「この記事の内容に合うOGP画像の構成案を考えて」
と相談してから画像を作ることもできます。
体育主任「校長先生! 前回『別スレッドで生成していなさい』とおっしゃったのはなぜでしょう!」
校長先生「Web制作の相談と画像制作の話が延々混ざると、あとで自分が見返したとき面倒だからです」
体育主任「思ったより普通の理由!」
制作内容が大きく異なる作業は、会話を分けて整理しておくと後から確認しやすくなります。
3時間目:titleとdescriptionを確認しなさい
次は検索結果に関わる部分です。
各ページには、そのページが何について書かれているのかを示すtitleを設定します。
たとえば美容室の料金ページなのに、
「料金」
だけでは、検索エンジンにも人間にも情報が少なすぎます。
店名や地域、ページ内容などを踏まえて、
そのページが何なのか分かるタイトル
にします。
そしてmeta descriptionには、ページ内容の要約を設定します。
ただし、descriptionを書いた文章が必ずそのままGoogleの検索結果に表示されるとは限りません。
検索内容に応じて、Googleが別の文章を表示することもあります。
ですから、
「descriptionに検索キーワードを50回書けば勝てる」
などと考えてはいけません。
体育主任「校長先生! では『美容室 埼玉 美容室 埼玉 美容室 埼玉――』」
校長先生「廊下に立っていなさい」
体育主任「体育主任です!」
校長先生「役職は免罪符ではありません」
(まあ、ぶっちゃけて言うと『codexに内部SEOをガチガチに盛って』と指示すれば勝手に全部やってくれたりします)
4時間目:スマートフォンで実際に見なさい
パソコンできれいに表示されている。
はい。
ではスマートフォンを出してください。
体育主任「校則では授業中のスマートフォンは禁止です!」
校長先生「今日は許可します」
体育主任「お前らァ! 校長先生が許可してくださったぞ! 感謝して出せ!」
校長先生「普通に出させなさい」
現在のホームページは、スマートフォンから見られることを前提に考える必要があります。
確認したいのは、
・文字が小さすぎないか
・横スクロールが発生していないか
・ボタンを指で押しやすいか
・画像がはみ出していないか
・メニューを開閉できるか
・重要な情報までスクロールが長すぎないか
・固定ボタンなどが本文を隠していないか
などです。
できれば自分のスマートフォンだけでなく、画面幅を変えながら確認してください。
Codexにレスポンシブ対応をお願いしていても、最後に見るのは人間です。
(意外とcodexちゃんもやらかす事があります。人間の目は絶対に必要です)
5時間目:リンクを全部押しなさい
体育主任「全部ですか!?」
校長先生「全部です」
体育主任「トップページは完成しているのですが!」
校長先生「押しなさい」
ナビゲーション。
ボタン。
お問い合わせ。
SNS。
関連記事。
ページ下部のリンク。
実際に押してください。
リンク先が間違っている。
古いURLのままになっている。
別ページへ飛ぶはずなのに404になる。
新しいタブで開くつもりがそうなっていない。
こうした問題は、実際に操作すると見つかります。
特にお問い合わせフォームがある場合は、自分で一度送信してください。
「送信完了」と表示されても、本当にメールが届くとは限りません。
体育主任「送信しました!」
校長先生「届きましたか?」
体育主任「確認します!」
校長先生「そういうことです」
6時間目:HTTPSになっているか確認しなさい
公開したURLを確認します。
通信がHTTPSで保護されている状態になっているか確認してください。
現在、多くのレンタルサーバーでは無料SSLを利用できます。
設定方法はサーバー会社によって異なりますので、利用しているサービスの案内を確認します。
HTTP版とHTTPS版の両方が存在するような状態になっている場合は、HTTPS側へ統一することも検討します。
ここはサーバー環境によって設定方法が違います。
分からなければ、
「○○サーバーを使っています。HTTPSへ統一するには何を確認すればいい?」
とChatGPTに相談すると、調べるべきポイントを整理しやすくなります。
ただしサーバー設定を変更するときは、現在の設定やバックアップを確認してから作業してください。
(がっつり消え去った経験があります。バックアップは大事です)
7時間目:アクセス解析を入れなさい
ホームページを公開したら、
誰か見に来ているのか
を知りたくなります。
そこでアクセス解析です。
代表的なものにGoogle Analytics 4(GA4)があります。
導入すると、
・どのくらい利用されているか
・どんなページが見られているか
・どこから訪問されたか
・サイト内でどんな行動が起きているか
などを確認する材料になります。
ただし、最初から全項目を理解する必要はありません。
体育主任「校長先生! 管理画面に数字がいっぱいあります!」
校長先生「全部見なくて結構です」
体育主任「では何を!」
校長先生「それは後日お話しします」
体育主任「仕事が増える予告をしないでください!」
アクセス解析の導入時には、Cookieやプライバシーへの対応が必要になる場合もあります。
利用地域やサイトの運用内容、導入するサービスによって必要な対応は変わるため、導入サービスの最新の案内も確認してください。
8時間目:Search Consoleに登録しなさい
アクセス解析と合わせて利用したいのがGoogle Search Consoleです。
Google Analyticsが主に「サイトへ来た後」を見るための材料になるのに対して、Search Consoleでは、
Google検索で自分のサイトがどのように扱われているか
を確認できます。
たとえば、
・どんな検索語句で表示されたか
・検索結果に何回表示されたか
・何回クリックされたか
・平均掲載順位
・ページがインデックスされているか
・クロールやインデックス関連で問題が起きていないか
などです。
サイトを公開したら登録しておくことをおすすめします。
体育主任「校長先生!」
校長先生「はい」
体育主任「登録しました!」
校長先生「素晴らしい」
体育主任「これで明日から検索1位ですね!」
校長先生「座りなさい」
体育主任「はい」
9時間目:sitemap.xmlとrobots.txtを確認しなさい
ここから少し聞き慣れない名前が出てきます。
sitemap.xmlは、検索エンジンにサイト内のページを伝えるために利用されるファイルです。
ページ数が増えていくサイトなら、適切に用意してSearch Consoleから送信しておくとよいでしょう。
(ただし、500ページ以下の場合はそれほど意味をなさない場合もありますのでほどほどに)
一方、robots.txtは検索エンジンのクローラーに対するクロール上の指示などを書くファイルです。
ここで大切なのは、
よく分からないまま適当に触らないこと。
設定を間違えると、本来見てもらいたい場所へのクロールを妨げる可能性があります。
WordPressなどのCMSを利用している場合と、静的HTMLサイトでも事情が違います。
自分のサイト構成に合わせて確認してください。
体育主任「校長先生! robots.txtを強そうにしておきました!」
校長先生「何をしたんですか」
体育主任「全部Disallowに!」
校長先生「職員室へ来なさい」
体育主任「嫌です!」
10時間目:必要なら構造化データも考えなさい
サイトによっては構造化データを設定することもあります。
これはページ内の情報が、
「これは会社の情報です」
「これはパンくずリストです」
「これは記事です」
などと検索エンジンが理解する手助けをするための仕組みです。
ただし、何でも入れればSEO順位が上がる魔法ではありません。
サイトやページ内容に適したものを、正しい内容で設定することが大切です。
最初のホームページなら、まず基本的な公開確認を終わらせ、そのうえで必要なものを検討すれば十分です。
「全部やらないと公開してはいけない」のではありません
ここは重要です。
今回いろいろ紹介しましたが、
すべて完璧になるまでホームページを公開してはいけない
という話ではありません。
最低限、
・きちんと表示される
・スマートフォンでも使える
・リンクや主要機能が動く
・HTTPSなど安全面に大きな問題がない
・titleなど基本情報が設定されている
ところまで確認できたら、公開してから改善していく方法もあります。
公開しない限り、誰にも使ってもらえません。
ホームページは、
完成してから公開するもの
というより、
公開してからも育てていくもの
くらいに考えておくとよいでしょう。
これで本当に終わりですか?
体育主任「校長先生!」
校長先生「はい」
体育主任「ファビコンを作りました!」
校長先生「はい」
体育主任「OGPも設定しました!」
校長先生「はい」
体育主任「スマホ確認しました!」
校長先生「はい」
体育主任「全リンク確認しました!」
校長先生「はい」
体育主任「GA4を入れました!」
校長先生「はい」
体育主任「Search Consoleも登録しました!」
校長先生「はい」
体育主任「サイトマップも送りました!」
校長先生「素晴らしい」
体育主任「では……」
校長先生「はい」
体育主任「帰ってよろしいでしょうか!」
校長先生「いいでしょう」
体育主任「よっしゃあああああ!」
校長先生「ところで」
体育主任「…………」
校長先生「アクセスはどのくらいありますか?」
体育主任「……」
校長先生「見せてください」
体育主任「……3です」
校長先生「そのうち一人は?」
体育主任「私です」
校長先生「もう一人は?」
体育主任「妻です」
校長先生「もう一人は?」
体育主任「校長先生です」
校長先生「なるほど」
体育主任「……」
校長先生「実質0ですね」
体育主任「帰らせてください!!」
次回――
『ホームページを作ったのに誰も来ません!――校長先生のSEO朝礼』
ホームページを公開した。
Search Consoleにも登録した。
それなのに誰も来ない。
次回は「作ったホームページを、どうやって検索する人へ届けるのか」について、校長先生がお話しするようです。
前回のお話はこちら
【AIで最速でホームページを作る方法|ChatGPTとCodexで企画から公開まで】
⇛https://morimori-labo.monster/blog/2026/08/17/ai_web_01/
それでも作るのが面倒?
どんなデザインがいいのか分からない?
こんなサービスもあるのですよ
【Webの「ちょっとお助け」│ホームページ、ちょっとだけ直したい。】
⇒https://morimori-labo.monster/web-help.html

