ブログ『ホームページを作ったのに誰も来ません!|アクセスがない理由を校長先生がお話しします【SEO朝礼】』のアイキャッチ画像

体育主任「ほ~らお前ら! 整列ッ!」

体育主任「前後左右! きちんと合わせろ!」

体育主任「山田ァ! おしゃべりするな! ここからはよ~く見えるんだぞ!」

体育主任「気をつけはジャージのラインにピシッと指先をそろえる!」

体育主任「……では」

体育主任「校長先生。お願いいたします」

校長先生「はい。皆さん、おはようございます」

生徒「おはようございまーす」

体育主任「声が小さいッ!!」

校長先生「ハウス」

体育主任「……はい」

校長先生「今日はSEOのお話をします」

体育主任「よろしくお願いいたします!」

校長先生「ではですね。今日はみなさんに三本の木を植えたいと思います。
『やる気』『根気』『ガッツ』『フレキシブル』」

生徒たち「……ゴクリッ」

校長先生「はい。三本の木がみなさんに植えられましたね?」

生徒たち(よ、四本……)

校長先生「それで検索エンジンが振り返るとでも思いましたか─── ?」


ホームページを作ったのに、誰も来ません

さて皆さん。

前回までにホームページを作りました。

ファビコンもあります。
OGP画像もあります。
スマートフォンでもきれいに表示されます。
Google Search Consoleにも登録しました。
Google Analyticsも導入しました。

すばらしいですね。

では、アクセス数を見てみましょう。


体育主任「3です!」

校長先生「昨日も聞きました」

体育主任「私と妻と校長先生です!」

校長先生「実質0ですね」

体育主任「言い方!」

しかし、これは珍しいことではありません。

ホームページを公開したからといって、自動的に人が来るわけではないからです。


Googleはあなたのホームページ開設を祝ってくれません

ホームページを公開すると、本人にとっては一大イベントです。

何日もかけて作った。
ようやく公開した。
スマートフォンでも確認した。
Search Consoleにも登録した。

「さあ来い!」

と思います。

しかし、Googleからすれば、

インターネット上に新しいページがひとつ増えただけです。


体育主任「そんな!」

校長先生「Googleはテープカットにも来ません」

体育主任「花輪くらいは!」

校長先生「来ません」

体育主任「Googleさん……」


ですから最初に、

「ホームページを公開すること」と「ホームページに人が来ること」は別の話

だと覚えてください。


1時間目:まず「誰に来てほしいのか」を考えなさい

SEOという言葉を聞くと、

「Googleで1位になる方法」

だと思ってしまう人がいます。

しかし、その前に考えることがあります。

何という言葉で検索した人に来てほしいのか。

たとえば、埼玉県幸手市で美容室を経営しているとします。

トップページに、

「○○美容室へようこそ」

とだけ書いてあっても、それだけでは検索から見つけてもらうための情報が十分とは限りません。

検索する人は、

「幸手市 美容室」

「幸手駅 美容室」

「幸手市 ヘアカラー」

「幸手市 子供 カット」

など、自分が知りたいことを検索します。

大切なのは、

自分が言いたいことだけではなく、相手が何を知りたくて検索しているのかを考えること。

これがSEOを考える最初の一歩です。


2時間目:「ホームページ」という一枚岩で考えない

体育主任「校長先生! トップページに全部書きました!」

校長先生「全部ですか?」

体育主任「料金! アクセス! サービス! 店長の挨拶! よくある質問! 求人情報! 今日の昼飯!」

校長先生「最後のものを消しなさい」

ホームページを作ったばかりのときは、トップページ一枚ですべてを説明しようとしがちです。

もちろん、小さなサイトなら1ページ構成が適している場合もあります。

しかし検索から継続的に人を呼びたいなら、

検索する人の目的ごとに、詳しく答えられるページを用意する

という考え方が重要になります。

たとえば美容室なら、

・料金
・メニュー
・アクセス
・ヘアカラー
・子供向けカット
・初めて利用する人への案内
・よくある質問

など。

それぞれについて知りたい人がいるなら、それぞれにきちんと答えられるページを作る意味があります。

トップページだけで世界を獲ろうとしないでください。


3時間目:検索結果を実際に見なさい

SEOを考えるときに、非常に簡単にできることがあります。

自分が狙いたい言葉をGoogleで検索してください。


体育主任「検索するだけですか?」

校長先生「はい」

体育主任「SEO専用の秘密の機械などは!」

校長先生「いったん座っていなさい」


検索結果を見れば、

「Googleがその検索に対して、どんなページを回答として並べているのか」

を確認できます。

たとえば、

「○○市 美容室」

で検索したときに店舗情報が多いのか。

比較サイトが多いのか。

地図情報が強く表示されるのか。

「白髪染め 頻度」

なら解説記事が多いのか。

「美容室 初めて 何分前」

ならQ&A形式の記事が多いのか。

検索する言葉によって、求められている答えは違います。

これを検索意図と呼ぶことがあります。

難しく考えなくて構いません。

「この言葉を検索した人は、何を知りたいんだろう?」

と考えてください。


4時間目:その質問に、ちゃんと答えなさい

ここからが大切です。

検索されそうなキーワードを見つけた。

では、その言葉をページへ100回書く。


体育主任「SEO!」

校長先生「違います」

体育主任「では200回!」

校長先生「廊下に立っていなさい」


SEOは、キーワードを大量に詰め込む競技ではありません。

検索している人が知りたいことに、きちんと答えるページを作ります。

たとえば、

「美容室 初めて 何分前」

という検索なら、

「当店では予約時間の5分ほど前を目安にご来店ください」

だけでなく、

・受付で何をするのか
・初回カウンセリングにどのくらい時間がかかるのか
・遅れそうな場合はどうすればいいのか
・早く着きすぎた場合は大丈夫なのか

など、本当に初めて来る人が不安に思いそうなことまで答えられます。

検索キーワードの向こう側には人間がいます。

その人の疑問を解決してください。


5時間目:titleと見出しを分かりやすくしなさい

せっかく良い内容を書いても、

ページタイトルが、

「お知らせ」

だけでは何のページか分かりません。

titleやh1などの見出しは、

人間が見ても検索エンジンが見ても、何について書かれたページなのか分かるもの

にします。

たとえば、

「初めてご来店される方へ|○○美容室」

「幸手市で子供のカットをお探しの方へ|○○美容室」

などです。

ただし、地域名やキーワードを不自然に大量に詰め込む必要はありません。

読んだ人が、

「ああ、このページに自分の知りたいことがありそうだ」

と思えることを優先してください。


6時間目:ページ同士をつなぎなさい

記事やページを増やしたら、それぞれを孤立させないようにします。

これが内部リンクです。

たとえば、

「子供向けカット」のページから料金表へ。

料金表から予約方法へ。

予約方法からアクセスへ。

関連するページ同士を自然につなぎます。


体育主任「全部のページから全部のページへリンクしました!」

校長先生「やめなさい」

体育主任「つながりを大切にしろと!」

校長先生「節度を覚えなさい」


内部リンクは、利用者が次に知りたい情報へ移動するためにも役立ちます。

ホームページ全体を、

一冊の案内書

のように考えてみてください。

必要なところへ自然に進める構造にします。


7時間目:Search Consoleを見なさい

さて。

ここでサチコです。


体育主任「誰ですか?」

校長先生「前回もやりましたね」

体育主任「Google Search Console!」

校長先生「成長しましたね」


Search Consoleでは、Google検索で、

・どんな検索語句から表示されたのか
・何回表示されたのか
・何回クリックされたのか
・平均掲載順位はどのくらいか

などを確認できます。

ホームページを公開した直後はデータが少なく、ほとんど何も分からないこともあります。

しかし少しずつ表示され始めると、

「自分が想定していなかった検索語句」

が見つかることがあります。

これが非常に面白いところです。

たとえば自分では、

「幸手市 美容室」

を意識していたのに、

「幸手市 子供 前髪 カット」

のような検索で表示され始めた。

ならば、

「その疑問にもっと詳しく答えられないか?」

と考えられます。

Search Consoleは、単なる成績表ではありません。

次に何を書くかを考えるための材料

にもなります。


8時間目:表示回数が増えたら、それは前進です

体育主任「校長先生!」

校長先生「はい」

体育主任「クリックされません!」

校長先生「表示は?」

体育主任「増えています!」

校長先生「では、まず前進です」


SEOを始めたばかりだと、アクセス数だけを見てしまいます。

しかしSearch Consoleでは、

検索結果に表示された回数

も確認できます。

0回だったものが10回になった。

10回が100回になった。

まだクリックされていなくても、検索結果に出る機会が増えているなら変化は起きています。

そこから、

「順位が低いのか」
「タイトルが分かりにくいのか」
「検索した人が欲しい内容と少しズレているのか」

などを考えて改善します。

いきなり1位にならなかったからといって、ページを翌日に消さないでください。


9時間目:公開翌日にSEOの成否を決めない

体育主任「校長先生! 昨日公開した記事が検索1位になりません!」

校長先生「昨日ですか?」

体育主任「24時間も経っています!」

校長先生「あなたは恋愛でも返信を待てないタイプですね」

体育主任「今はSEOの話です!」


検索エンジンがページを見つけ、クロールし、インデックスし、検索結果でどのように扱うか。

これには時間がかかることがあります。

新しいサイトならなおさらです。

ですから、

公開 → 翌日アクセス0 → SEO失敗

とは限りません。

Search Consoleなどを見ながら、少し長い目で観察してください。

(速くて1ヶ月で検索表示が出始めて3~6ヶ月でジワジワ。1年で結果が見えてくるくらいに考えておくと、胃薬はいらなくなります)


10時間目:AIには「書かせる」だけでなく「考えさせる」

ここでもChatGPTを使えます。

たとえば、

「この美容室のホームページに、検索する人の疑問に答えるページを追加したい。どんなテーマが考えられる?」

と相談できます。

あるいはSearch Consoleで実際に表示され始めた検索語句をもとに、

「この検索をした人は何を知りたいと考えられる?」

と壁打ちすることもできます。

ただし、

AIに記事を100本作らせればSEO完成

ではありません。


体育主任「1000本なら!」

校長先生「数の問題ではありません」


実際のサービス。

実際のお客さん。

実際によく聞かれる質問。

自分だから知っていること。

そこにAIを使って整理や制作を加える。

その方が、そのサイトにしかない情報を作りやすくなります。


SEOとは、Googleを攻略するゲームではありません

SEOという言葉には、どこか裏技のような響きがあります。

秘密のキーワード。
最強の文字数。
必勝の設定。

しかし、まず考えてほしいのはもっと単純なことです。

誰かが何かを知りたくて検索している。

その問いに対して、

自分のホームページに、役立つ答えを用意する。

そして検索エンジンにも内容を理解してもらいやすいように、titleや見出し、内部リンクなどを整える。

その積み重ねです。

ホームページは作った瞬間に完成する看板ではありません。

検索する人の疑問を見つけながら、

答えを増やしていく場所

でもあります。


それでも、検索に出ないんです

体育主任「校長先生!」

校長先生「はい」

体育主任「言われた通りページを作りました!」

校長先生「はい」

体育主任「検索する人の疑問にも答えました!」

校長先生「はい」

体育主任「titleも設定しました!」

校長先生「はい」

体育主任「内部リンクもつなぎました!」

校長先生「素晴らしい」

体育主任「Search Consoleも毎日見ています!」

校長先生「毎日は見なくてもいいです」

体育主任「ですが!」

校長先生「はい」

体育主任「検索に出ません!」

校長先生「URL検査は?」

体育主任「しました!」

校長先生「Googleには登録されていますか?」

体育主任「されています!」

校長先生「なるほど」

体育主任「Googleは私のページを知っているんです!」

校長先生「はい」

体育主任「知っているのに!」

校長先生「はい」

体育主任「振り向いてくれないんです!」

校長先生「……」

体育主任「サチコが振り向かないんです!

校長先生「恋愛相談みたいになりましたね」

体育主任「どうすればいいんですか!!」

校長先生「では次回、そのお話をしましょう」

体育主任「今してください!」

校長先生「お時間です」

体育主任「今まで散々オーバーしてきたでしょうが!!」

次回――

『サチコが振り向かないんだけど|Search Consoleに登録したのに検索に出ない理由』

クロールされた。

インデックスもされている。

それなのに検索しても自分のページが見つからない。

そもそも、

「クロールされた」
「インデックスされた」
「検索結果に表示される」
「上位に表示される」

これは全部、同じことなのでしょうか。

次回は、Google Search Consoleを前に恋煩いを始めた体育主任と一緒に、校長先生がお話しするようです。

前回のお話はこちら
【ホームページを作ったら次に何が必要?|公開後にやることを校長先生がお話しします】
https://morimori-labo.monster/blog/2026/08/17/ai_web_02/

前回のお話はこちら
【AIで最速でホームページを作る方法|ChatGPTとCodexで企画から公開まで】
https://morimori-labo.monster/blog/2026/08/17/ai_web_01/


それでも作るのが面倒?
どんなデザインがいいのか分からない?

こんなサービスもあるのですよ
Webの「ちょっとお助け」│ホームページ、ちょっとだけ直したい。
https://morimori-labo.monster/web-help.html