ブログ『サチコが振り向かないんだけど|Search Consoleに登録したのに検索に出ない理由を校長先生がお話しします』アイキャッチ画像

体育主任「ほ~らお前ら! 整列ッ!」

体育主任「前後左右きっちり合わせろ!」

体育主任「山田ァ! そこ! おしゃべりするな!」

体育主任「壇上からはなァ! お前らが思ってるよりよ~く見えるんだぞ!」

体育主任「気をつけ!」

体育主任「……では、校長先生。お願いいたします」

校長先生「はい。皆さん、おはようございます」

生徒「おはようございまーす!」

体育主任「声が小さ――」

校長先生「主任」

体育主任「はい」

校長先生「今日は元気がありませんね」

体育主任「……」

校長先生「どうしました?」

体育主任「サチコが……

校長先生「はい」

体育主任「サチコが振り向いてくれないんです」

校長先生「Google Search Consoleですね?」

体育主任「はい……」

校長先生「朝礼で恋愛相談をしないでください」

体育主任「恋愛ではありません!」

校長先生「では今日は、そのお話をしましょう。その前に……」

生徒たち(─── 来るッ!)

校長先生「アメリカの哲学者であり心理学者でもある、ウィリアム・ジェームズはこんな言葉を残しています」

生徒たち(木じゃない……?)

校長先生「心が変われば態度が変わる 態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば……運命が変わる」

生徒たち(ん? これ前も話してた朝礼ネタじゃ?)

校長先生「バージョンが変わるとcodexのできることは、劇的に代わります!
ただし、いかにコーディングがキレイになっても、対話の幅が変わっても!
検索エンジンが振り向くとは限らない!(大声)」


Search Consoleに登録したのに、検索に出ません!

ホームページを公開した。
Google Search Consoleにも登録した。
sitemap.xmlも送信した。

URL検査をすると、
「URLはGoogleに登録されています」

と表示されている。

よし。

ではGoogleで検索してみましょう。

……いない。

検索語句を変えてみる。

……いない。

サイト名で検索する。

……まだ見つからない。


体育主任「知ってるんですよ!」

校長先生「何をですか?」

体育主任「Googleは私のページを知ってるんです!」

校長先生「はい」

体育主任「Search Consoleにも登録されてるんです!」

校長先生「はい」

体育主任「なのに振り向かないんです!」

校長先生「まず、その考え方から直しましょう」


1時間目:「クロール」と「インデックス」は別です

最初に覚えてほしいことがあります。

Googleがページを見に来たことと、検索結果に登録されたことは同じではありません。

検索エンジンは、Web上のページを見つけて内容を取得します。

これを大まかにクロールと呼びます。

そして、取得したページの内容を処理し、検索結果に利用できる状態としてGoogleのインデックスへ登録する工程があります。

これがインデックスです。

ものすごく単純化すると、

クロール

内容を確認

インデックス

という流れです。


体育主任「では、クロールされたらインデックスされる!」

校長先生「必ずではありません」

体育主任「えっ」


Googleがページを見つけたからといって、すべてのページが必ずインデックスされるわけではありません。

Search Consoleでは、

「クロール済み – インデックス未登録」
「検出 – インデックス未登録」

などの状態が表示されることがあります。

つまり、

Googleは存在を知っている。

しかし、

検索結果で利用するページとしてインデックスされているとは限らない。

ということがあります。


2時間目:「インデックスされた」と「検索上位に出る」も別です

体育主任「ではインデックスされれば勝ちですね!」

校長先生「まだです」

体育主任「まだ!?」


ここが非常に重要です。

インデックスされたことと、自分が狙った検索キーワードで上位に表示されることは別です。

たとえば、

「幸手市 美容室」

という検索結果には、すでにたくさんのページがあります。

長く運営されている美容室。
地域情報サイト。
予約サイト。
口コミサイト。

さまざまなページが候補になります。

昨日公開した自分のページがインデックスされたからといって、いきなりそれらを押しのけて上位に表示されるとは限りません。


体育主任「Search Consoleには登録されているのに!」

校長先生「入学しただけです」

体育主任「入学」

校長先生「まだ主席になったわけではありません」

体育主任「急に学校らしい例えを……」


3時間目:「検索に出ない」を分解しなさい

「Google検索に出ない」

という言葉だけでは、実は状態が分かりません。

少なくとも、いくつかに分けて考える必要があります。

① Googleにまだ見つけてもらえていない
② クロールされたが、インデックスされていない
③ インデックスはされている
④ 検索結果には出るが、順位が低くて自分では見つけられない
⑤ 表示はされているが、クリックされていない

これらは全部、対処が違います。


体育主任「私は全部『サチコが振り向かない』で処理していました!」

校長先生「今日からやめてください」


まず、

今、自分のページがどの段階にいるのか。

そこを確認しましょう。


4時間目:まずURL検査をしなさい

Google Search ConsoleにはURL検査があります。

確認したいページのURLを入力すると、そのURLがGoogleでどのように扱われているかを確認できます。

ここで、

「URLはGoogleに登録されています」

となっているなら、少なくともインデックスされていることを確認する材料になります。
逆に登録されていない場合は、その理由を確認します。

robots.txtでクロールを妨げていないか。
noindexが設定されていないか。
別のURLが正規ページとして扱われていないか。
ページ自体に問題がないか。

まず状態を確認します。


体育主任「とりあえずインデックス登録をリクエスト連打では!」

校長先生「やめなさい」

体育主任「10回くらい押せば!」

校長先生「エレベーターのボタンではありません」

リクエストを何度も送ったからといって、その回数だけ早く検索順位が上がるものではありません。

(一気に数百ページのモンスターサイトを公開したことが何度かありますが、その際はインデックスはされても、ページの価値判断をする流れがつまり、かなり評価までに時間がかかったりしました)


5時間目:site:検索は「順位確認」ではありません

自分のページがGoogleに存在するか気になって、

site:自分のドメイン

で検索したことがある人もいるでしょう。
site:検索は、Googleが認識している自サイトのページをざっくり確認するときには便利です。

しかし、

site:検索で表示された=狙った検索キーワードで上位表示される

という意味ではありません。


体育主任「site:では、そこにいるんです!」

校長先生「はい」

体育主任「普通に検索するといないんです!」

校長先生「はい」

体育主任「やはり嫌われています!」

校長先生「恋愛から離れなさい」


site:検索でページが確認できても、
実際の検索語句では順位がかなり低い。

検索意図に対して他のページの方が適している。
まだ評価材料が十分ではない。

など、さまざまな可能性があります。


6時間目:自分で100位まで探しに行かない

体育主任「校長先生! 検索結果を37ページまで見ました!」

校長先生「やめなさい」

体育主任「まだ私のページが見つかりません!」

校長先生「だからSearch Consoleがあるんです」


自分で検索結果を延々とめくって順位を探す必要はありません。
検索結果は、場所や端末、検索状況などによって見え方が変わることもあります。

Search Consoleの検索パフォーマンスを確認してください。

そこには、

・検索クエリ
・表示回数
・クリック数
・平均掲載順位

などが表示されます。

つまり、

実際にGoogle検索で表示された実績

を確認できます。

自分で検索して見つけられなくても、Search Consoleを見ると、

「この検索ではすでに表示されている」

ということがあります。


7時間目:表示回数があるなら、サチコはもう振り向いています

体育主任「校長先生!」

校長先生「はい」

体育主任「表示回数がありました!」

校長先生「よかったですね」

体育主任「でもクリック0です!」

校長先生「では次の問題です」

体育主任「まだ問題が!?」


検索結果への表示が発生しているなら、

少なくともGoogle検索の候補としてページが使われ始めている
ということです。

つまり、

「Googleに存在を知られていない」

という段階からは進んでいます。

ここからは、

順位が低いのか。
検索した人が求めている内容と少し違うのか。
タイトルがクリックしたくなるほど分かりやすくないのか。
競合ページの方が検索意図へ適切に答えているのか。

などを考えます。

表示0と、表示100・クリック0では、同じアクセス0でも状況が違います。

アクセス数だけを見て落ち込まないでください。


8時間目:「クロール済み – インデックス未登録」ならページを見直しなさい

Search Consoleで、

「クロール済み – インデックス未登録」

となっている場合があります。
Googleはページを見ています。

しかし現時点ではインデックスされていません。

このとき、

「Googleめ!」

と怒る前に、ページそのものを確認してください。

似たようなページが大量にないか。
他ページと内容がほとんど同じではないか。
内容が極端に少なくないか。
検索する人にとって、そのページ単体で存在する意味があるか。
内部リンクからたどれるか。
canonicalなどの設定がおかしくないか。
技術的な問題がないか。

もちろん、問題がなくても時間がかかることはあります。

ですから、

未登録=即座に品質が低いと断定する

必要もありません。

状態を確認して、必要なところだけ直します。

(前述のように多くのページを短期間に公開して、評価が送れているだけの場合もあります。じっくり様子を見て、適切な調整を心がけましょう)


9時間目:「検出 – インデックス未登録」も同じではありません

似た言葉に、

「検出 – インデックス未登録」

があります。

こちらはGoogleがURLの存在を把握していても、まだクロールされていない、またはクロールが後回しになっている状態として表示されることがあります。


体育主任「サチコは住所だけ知っている!」

校長先生「まあ……今回はその例えでいいでしょう」

体育主任「まだ家には来ていない!」

校長先生「そうですね」

体育主任「いつ来るんですか!」

校長先生「待ちなさい」


ページ数が多いサイトなら、サイト構造や内部リンク、サイトマップなども確認します。
ただし、公開直後なら単純に時間が必要な場合もあります。

焦って毎日ページを書き換える必要はありません。


10時間目:インデックスされているなら「もっと登録申請」ではなく次へ進みなさい

ここは大事です。

URL検査で、

「URLはGoogleに登録されています」

となっている。

Search Consoleにも表示回数が出始めている。

ならば、
インデックス登録リクエストを繰り返す段階ではありません。

次に見るべきなのは、


「どんな検索で表示されているか」

「どのくらいの順位なのか」

「その検索をした人にページ内容が合っているか」


です。


体育主任「では申請ボタンは!」

校長先生「もう触らなくて結構です」

体育主任「昨日まであんなに押していたのに……」

校長先生「卒業しなさい」


11時間目:検索順位だけを毎日見ない

ホームページを公開すると、毎日検索したくなります。

「今日は何位だ」

「昨日より上がった」

「下がった」

「消えた!」

気持ちは分かります。

しかし検索順位は動きます。
特に新しいページでは、しばらく安定しないこともあります。

毎日の小さな上下だけでページを書き換えていると、
何が良かったのか、何が悪かったのか分からなくなります。

少し期間を取ってSearch Consoleのデータを見ます。

表示回数は増えているか。
新しい検索クエリが出てきたか。
クリックされるページが増えたか。
サイト全体としてどう変化しているか。

一回の順位ではなく、流れを見てください。


12時間目:サチコは「答え」を教えてくれるわけではありません

体育主任「校長先生!」

校長先生「はい」

体育主任「Search Consoleを全部見ました!」

校長先生「はい」

体育主任「で、どう直せば1位になりますか!」

校長先生「それは書いてありません」

体育主任「サチコォ!」


Search Consoleは非常に便利ですが、

「ここをこう直せば検索1位になります」

と教えてくれる道具ではありません。

Search Consoleから分かるのは、

「何が起きているか」

です。

そこから、

「なぜそうなっているのか」

を考えるのは人間です。
そして、ここでもChatGPTとの壁打ちを使えます。

たとえば、

「このページは『○○』という検索で表示され始めました。検索した人は何を求めていると考えられますか?」

「表示回数は増えていますがクリック率が低いです。titleや内容を確認するときの観点を教えてください」

と相談できます。

データを見る。
仮説を立てる。
直す。
またデータを見る。

ホームページを作った後も、やっていることは同じです。


体育主任、もう一度説明してください

校長先生「主任」

体育主任「はい!」

校長先生「では最後に確認します」

体育主任「はい!」

校長先生「Googleがページを見に来ることは?」

体育主任「クロール!」

校長先生「検索に利用できる状態として登録されることは?」

体育主任「インデックス!」

校長先生「インデックスされたら必ず上位表示?」

体育主任「されません!」

校長先生「site:検索で出たら検索1位?」

体育主任「違います!」

校長先生「インデックス済みなのに検索からアクセスがない場合は?」

体育主任「Search Consoleで、まず表示回数と検索クエリを確認します!」

校長先生「表示され始めていたら?」

体育主任「順位、検索意図、タイトル、ページ内容などを見ます!」

校長先生「インデックス登録リクエストは?」

体育主任「連打しません!」

校長先生「素晴らしい」

体育主任「……!」

校長先生「一人前になりましたね」

体育主任「校長先生……!」

生徒「おお……!」

体育主任「私……Web制作なんて何も知らなかったのに……」

校長先生「最初はファビコンすら作れませんでしたね」

体育主任「はい……!」

校長先生「robots.txtを全部Disallowにしましたね」

体育主任「その節は……」

校長先生「検索結果を37ページまで探しましたね」

体育主任「もうしません!」

校長先生「もう大丈夫です」

体育主任「校長先生……!」

校長先生「では皆さん。今日のお話はここまでです」

体育主任「気をつけ!」

生徒「!」

体育主任「礼!」

生徒「ありがとうございました!」

体育主任「校長先生、ありがとうございました!」

校長先生「はい。ご苦労さまでした」

体育主任「……」

校長先生「……」

体育主任「……帰っていいんですか?」

校長先生「いいですよ」

体育主任「…………」

校長先生「どうしました?」

体育主任「いや……」

校長先生「はい」

体育主任「Search Console、もう一回見てから帰ります」

校長先生「そうですか」

体育主任「今日、表示回数増えてるかもしれないんで」

校長先生「主任」

体育主任「はい?」

校長先生「毎日見なくてもいいと言いましたよね」

体育主任「ちょっとだけです!」

校長先生「帰りなさい」

体育主任「嫌です!」


ホームページは公開してからが始まりです

最初は、

「ホームページを作りたい」

というところから始まりました。

ChatGPTと話して。
Codexに作ってもらって。
ブラウザで確認して。
公開して。
ファビコンやOGPを用意して。
Search Consoleを設定して。
SEOを考えて。

そしてようやく、

検索結果で自分のページがどう扱われているのかを見るところまで来ました。

AIを使えば、ホームページ制作そのものは以前よりずっと速くできます。

しかし、

誰に届けるのか。
何を伝えるのか。
実際に届いているのか。

そこを見るのは、公開した後です。

ホームページは、サーバーへアップロードした瞬間がゴールではありません。
そこからデータを見て、必要なものを足し、直し、育てていきます。

そして分からなくなったら、またChatGPTと話してください。

最初にホームページを作ったときと同じです。

話す。
考える。
作る。
見る。
直す。

それを繰り返せばいいのです。


体育主任「校長先生!」

校長先生「なんですか」

体育主任「Search Consoleに新しい検索クエリが出ました!」

校長先生「帰りなさい!」

体育主任「このキーワードで記事を一本作れば――」

校長先生「あなたは余計なところをクロールしない!」

体育主任「しかし!」

校長先生「そんなことより、クロールで集めた情報からとっととページを評価して反映させなさい!」

体育主任「私はGooglebotではありません!」

校長先生「知っています」

体育主任「もう完全にbot扱いじゃないですか!」

校長先生「戸締まりをお願いします」

体育主任「はい!」

――校長先生の長いお話は、ひとまずここまでです。


前回のお話はこちら
【ホームページを作ったのに誰も来ません!|アクセスがない理由を校長先生がお話しします【SEO朝礼】】
https://morimori-labo.monster/blog/2026/08/17/ai_web_03/

前回のお話はこちら
【ホームページを作ったら次に何が必要?|公開後にやることを校長先生がお話しします】
https://morimori-labo.monster/blog/2026/08/17/ai_web_02/

前回のお話はこちら
【AIで最速でホームページを作る方法|ChatGPTとCodexで企画から公開まで】
https://morimori-labo.monster/blog/2026/08/17/ai_web_01/


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