
「Instagramがあれば、ホームページはいらないのでは?」
これから飲食店を始める方から、よく出てくる疑問です。
実際、Instagramでお店を探す人は多くなっています。料理写真や店内の雰囲気も伝えやすく、投稿を見て来店を決める人もいます。
Googleマップにも営業時間や住所を載せられます。
食べログやホットペッパーグルメなどの店舗ページがあれば、メニューや口コミを見てもらうこともできます。
それでも、小さな飲食店に公式ホームページがあると便利です。
理由は、お店の正しい情報を、一か所にまとめられるからです。
お客様はあちこちの情報を見ている
お店を探す人は、ひとつのサービスだけを見ているとは限りません。
Googleで検索し、地図を見る。
Instagramで料理写真を見る。
口コミサイトで評判を確認する。
最後に営業時間や予約方法を調べる。
このように、いくつかのページを行き来しながら、お店へ行くかどうかを決めています。
その途中で、情報が食い違っていることがあります。
Googleマップには午前11時開店と書いてある。
Instagramのプロフィールには午前11時30分と書いてある。
口コミサイトには以前の定休日が残っている。
これでは、お客様はどの情報を信じればよいか分かりません。
公式ホームページがあれば、「最新情報はこちらです」と案内できます。
もちろん、ホームページを作っただけで、ほかの情報を更新しなくてよいわけではありません。
ただ、お店自身が管理している公式情報の置き場所があると、迷った人が最後に確認できます。
小さなお店に大がかりなホームページは必要ない
公式ホームページと聞くと、何ページもある立派なサイトを想像するかもしれません。
お店の歴史、スタッフ紹介、ブログ、採用情報、会社概要など、さまざまなページを作るイメージです。
しかし、個人経営の飲食店であれば、最初からそこまで用意しなくても構いません。
まず必要なのは、次のような基本情報です。
店名。
料理やお店の簡単な紹介。
営業時間。
定休日。
住所。
Googleマップ。
電話番号。
問い合わせ方法。
メニュー。
支払い方法。
InstagramやLINEへのリンク。
予約を受け付ける場合は、予約方法も分かるようにします。
これらがスマートフォンで見やすくまとまっていれば、最初のホームページとしては十分に役立ちます。
ホームページは、見た目の豪華さよりも、お客様が必要な情報へ迷わずたどり着けることが大切です。
営業時間と定休日は目立つ場所に置く
飲食店のホームページで、特に見られるのは営業時間と定休日です。
店主の思いや食材へのこだわりを読んでもらうことも大切ですが、多くの人が最初に知りたいのは「今日、営業しているか」です。
営業時間は、ページの下の方まで読まなくても分かる位置に載せましょう。
ランチとディナーで時間が分かれている場合は、それぞれ記載します。
ラストオーダーが閉店時間より早い場合も書いておくと親切です。
定休日が曜日で決まっていない場合は、営業カレンダーやお知らせ欄があると便利です。
ただし、ホームページ、Googleマップ、Instagram、店頭掲示など、すべてを毎回更新するのは大変です。
臨時休業などは、更新する場所をあらかじめ決めておくのも一つの方法です。
たとえば、ホームページに「臨時休業はInstagramでお知らせします」と書き、Instagramへのリンクを目立つ位置に置きます。
大切なのは、お客様がどこを見れば最新情報が分かるのかを明確にすることです。
Googleマップは埋め込んでおく
住所だけでは、場所が伝わりにくいことがあります。
特に、駅から少し離れているお店、路地にあるお店、ビルの中にあるお店は、Googleマップを載せておくと分かりやすくなります。
最寄り駅から徒歩何分か、目印になる建物は何か、入口はどちら側かなども、短く添えておきましょう。
駐車場がある場合は、台数や場所も書きます。
専用駐車場がなく、近隣の有料駐車場を利用してもらう場合は、誤解されないようにその旨を記載します。
自転車を停められる場所があるかどうかも、地域によっては重要な情報です。
お店側にとって当たり前のことでも、初めて訪れる人には分かりません。
道順の問い合わせが多い場合は、ホームページの説明を少し増やすだけで、電話対応を減らせることもあります。
営業時間表やGoogleマップは自分でも作れる
自分でホームページを作っている場合、営業時間を見やすい表にしたり、Googleマップをページ内に表示したりするところで手が止まることがあります。
文章として営業時間を書くことはできても、曜日ごとの表にしようとすると、HTMLやCSSの知識が必要になる場合があります。
Googleマップも、共有用のリンクを貼るだけなら簡単ですが、ホームページの中に地図をきれいに表示しようとすると、埋め込み用のコードを取得しなければなりません。
こうした細かな部品は、ホームページ作成用のジェネレーターを使うと簡単に用意できます。
曜日ごとの開店時間、閉店時間、定休日、中休みなどを入力し、営業時間表を作る。Googleマップから取得した埋め込みコードを貼り、スマートフォンでも見やすい形に整える。
このような作業を自動で行ってくれる無料ツールもあります。
自分でWordPressやHTMLを触ってホームページを作りたい方は、「HPお助けジェネレーター」も利用できます。
営業時間表やGoogleマップのほか、プライバシーポリシー、お問い合わせページ、利用規約などのひな形も作成できます。
ただし、生成された文章やコードは、そのまま使えば必ず問題ないというものではありません。営業時間や連絡先などに間違いがないか確認し、プライバシーポリシーや規約類は、自分のお店の運営内容に合うように修正しましょう。
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メニューはすべて載せなくてもいい
ホームページにメニューを載せようとすると、すべての料理名と価格を入力しなければならないように感じます。
しかし、仕入れや季節によって内容が変わるお店では、細かく載せすぎると更新が大変です。
代表的なメニューだけを掲載し、「内容は仕入れによって変わります」と書く方法もあります。
ランチの価格帯、ディナーの予算、コースの有無、ドリンクの種類など、お客様がお店を選ぶために必要な目安が分かれば十分です。
写真付きでおすすめ料理を数点紹介するだけでも、お店の特徴は伝わります。
メニュー表を画像で載せる場合は、スマートフォンで文字が読めるか確認しましょう。
文字が小さすぎる画像は、拡大しなければ読めません。
画像の内容が古くなったまま残ることもあるため、価格を変更したときはホームページ側の修正も忘れないようにします。
問い合わせ方法を増やしすぎない
電話、メール、InstagramのDM、LINE、問い合わせフォーム。
連絡手段を増やせば便利に見えますが、お店側が確認しきれなくなることがあります。
InstagramのDMで予約が入っていたのに気付かなかった。
LINEのメッセージを営業時間外に見落とした。
問い合わせフォームからのメールが迷惑メールに入っていた。
このようなことは実際に起こります。
問い合わせ方法を掲載するときは、どの方法なら確実に確認できるかを考えましょう。
電話予約だけにするなら、電話受付が可能な時間を書きます。
問い合わせフォームを使うなら、「送信した時点では予約確定ではありません」と説明しておくと誤解を防げます。
予約希望を受け付けたあと、お店からの返信をもって確定とする場合も、その流れを分かりやすく記載します。
お客様にとって選択肢が多いことより、連絡したあとにきちんと返事が来ることの方が大切です。
ホームページは「情報をまとめる棚」と考える
飲食店のホームページは、毎日更新する読み物でなくても構いません。
営業時間、地図、メニュー、問い合わせ先などを整理して置いておく棚のようなものです。
新しいお客様には、お店を知ってもらうための案内になります。
一度来店したお客様には、次に行くときの営業時間やメニューを確認する場所になります。
Instagram、LINE、Googleマップ、予約ページなどへの入口にもなります。
すべての集客をホームページだけで行おうとすると大変です。
SNSにはSNSの良さがあり、GoogleマップにはGoogleマップの良さがあります。
ホームページは、それらを競わせるのではなく、ひとつにつなぐために使うと考えると分かりやすいでしょう。
制作会社へ依頼して本格的なサイトを作る方法もありますが、開業直後の小さなお店なら、まずは必要な情報だけを載せた簡単なページでも十分です。
猫店長の簡単ホームページ制作では、Googleマップ、営業時間、問い合わせフォーム、InstagramやLINEなど、飲食店に必要な情報をまとめたホームページを作れます。作る段階では料金がかからないため、実際の仕上がりを見てから公開するか決めたい方にも使いやすいサービスです。
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次回は、飲食店の開業直前に決めたい、キャッシュレス決済・予約・集客サービスについてです。
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